
<極限の現場で選ばれる一着> ザ・ノース・フェイスのエクスペディションドライドット。田中陽希が頼るベースレイヤー、その理由を聞いた。

PEAKS 編集部
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人力のみでめぐった「百名山ひと筆書き」で知られる田中さんはプロトモデルからのエクスペディションドライドットの信奉者。
運動量も発汗量も人並み以上という彼が愛用を続ける理由とは?
文◉寺倉 力
写真◉宇佐美博之(インタビュー)、熊原美惠(製品)
「濡れても肌を冷やすことがなく、乾きもとても速い。それに、なにより着心地がいい」

田中陽希さんが「エクスペディションドライドット」を初めて手にしたのは、自身のプロジェクト「日本3百名山ひと筆書き」が終盤を迎えた2020年秋のこと。津軽海峡を渡って北海道の山々に入った10月初旬だった。
そこから翌年7月の大雪山縦走まで、真夏を除くほぼ半年間、田中さんはこの新たなベースレイヤーを毎日着続けたという。
「届いたのはプロトタイプの1着だったので、毎日着ては宿泊地で洗濯し、また翌朝着るという繰り返しでした。縦走中は洗濯もできないので、日高山脈では最長9日間、行動中も夜寝るときも着っぱなしでした。それでも不快感や着心地の悪さはなく、臭いもさほど気になりませんでした。まあ、自分の臭いになれただけかもしれませんが……」
田中さんにとって、ベースレイヤー選びは長年の悩みのタネだったという。長身で細身に見えるものの、じつは筋肉量が多く、発汗量は人並み以上。アドベンチャーレース中は、ほかのメンバーの倍の量の水を持って行動したという。
「運動強度が高いこともありますが、発汗量は明らかに人より多いです。普通の登山者と比べると、倍ぐらいは汗をかきますね」
そんな田中さんは、これまでおもに速乾性の高い化繊のベースレイヤーを使用してきたが、問題も多かった。長時間着続けると、乾いて硬くなった汗の塩分が生地に残り、それが湿った肌と擦れて肌荒れや脇ずれを起こした。また、
臭いも気になったという。周囲の評判を聞いて、メリノウールを試したこともある。濡れても暖かさを保つという特性があるとはいえ、生地に厚みがあるぶん、多量の汗を吸うと乾きにくく、濡れた生地の重さも気になった。
「あと一歩、もうちょっと……という製品はあったんですが、自分の運動量と発汗量に見合うベースレイヤーにはなかなか出会えず、けっこう苦労してきました。そんなときに、このエクスペディションドライドットを手にして、汗処理能力の高さにとても助けられました。濡れても肌を冷やすことがなく、乾きもとても速い。それに、なにより着心地がいい。たっぷり汗を吸ってから乾いたあとも、ゴワゴワにならない。これはホントにいいなと思いましたね」

田中さんは、化繊ベースレイヤーを使っていた当時から、疎水性メッシュレイヤーの「100ドライ」を肌側に着ていた。水分を一切吸収しないポリプロピレン素材のため、汗を含んだ化繊生地と肌の間で緩衝材となり、汗冷えを防ぐ役割を果たしていた。エクスペディションドライドットを着るようになったいまでも、田中さんはこの組み合わせは変えていない。
「相性がいい組み合わせだと思いますよ。100ドライを重ねることで、ドライドットの吸汗速乾性がさらに高まっている感覚があります。間にできる薄い空気の層が体温で温まり、それが速乾を促しているのではないでしょうか」
田中さんが愛用しているのは、多彩なスタイルが揃うエクスペディションドライドットのなかでも長袖のハーフジップタイプ。温度調節がしやすいのが特徴だ。
「胸元のジッパーがどこまで開くかが意外と重要なんです。短かすぎるとクールダウンしにくいし、バックパックのチェストストラップに干渉します。わずかな差かもしれませんが、1センチ単位で快適さは変わってきますからね」
昨年から、新たな活動をスタートさせた田中さん。現在はトレイルランニングレースに参戦しつつ、新たな目標に向けて歩み始めている。その道のりには、いつもエクスペディションドライドットを身にまとった姿があるはずだ。
エクスペディションドライドットジップハイ
山で危険な汗冷えを防ぎ、つねに快適に着続けるために生まれたダブルニット構造のベースレイヤー。着心地はどこまでもやわらかでしなやか。洗濯しても機能が持続する抗菌防臭機能付き。
- ¥15,400
- サイズ:WS ~ WL、S ~ XXL(ユニセックス)
- カラー:スカイダイバー、他5色
- 重量:175g(L)

【Profile】 プロアドベンチャーレーサー・田中陽希さん
長年にわたってアドベンチャーレースの国際大会で活躍しつつ、個人としては人力のみでめぐる「日本百名山ひと筆書き」、および「2百名山」「3百名山」を達成。昨年、共に戦ってきた「チームイーストウインド」を卒業し、新たな活動を始めている。2025年は国内各地のトレイルランニング100マイルレースなどを中心に意欲的に活動していく予定。
企画協力◉ゴールドウイン
0120-307-560(ゴールドウインカスタマーセンター)
www.goldwin.co.jp/tnf
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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